メルカリマスターの日常

おしゃれってなんですか?QOLってなんですか?少しずつおしゃれになればいいじゃない。妊婦のキャリア形成についても考えてるので教えてください。

コロナの反応から現代社会を考えてみた

コロナの件で、SNSやニュースの話題を逐一確認している。

 

様々な意見があり、それをむりやり大きく分けると

楽観論者「インフルエンザよりも影響が少ないのに大きく騒ぎすぎ」

悲観論者「実際に死者もでていてこれから先不安でしかない」

の2者が存在することがまず大前提にある。

 

ここにきて、政府が大きく動き、一斉休校などの処置が実行されたが

これに関しては、世論の批判がとても大きいと感じる。

 

果たして批判は100%正しいのだろうか?

 

というのが、子供を持たない一市民の意見だ。

この件に関して、政府の対応は、

・リスクを最小に抑えて、コロナの発生を阻止しよう

という考えで、わたしからみるととても合理的な判断であるように思われた。

 

「突然の」という点が強調されがちではあるが、

学校は、しばらくすると”春休み”になる予定であったからだ。

保護者のクレームを、多く見受けるが

「では、春休みはどうしていたのでしょうか?」

尋ねたくなる。

この対応をしたことで、自治体に判断がゆだねられたが

少なくとも、学校でコロナが発生した場合は、国の責任が回避される。

国は、公立の小中高校の法人としてこの判断をしたに過ぎない。

対象の年齢や属性は、選びようもなく国が最も影響を及ぼせる、

そして影響範囲の大きな単位がこのエリアということだけなのだ。

みんな、落ち着いてほしい。

 

国の号令により、春休みと同等の環境が整備するまでには

多少時間がかかると思うが、

コロナ対策で、保護者の休暇に補助金を出すというのは

だったら、春休み夏休み冬休みも出すべきでは?」という結論となる気もする。

 

「実際に必要だったかどうか」は別として、

この国家のインパクトあるポーズにより、企業側でもこれに準ずる対応が

とられたと考えられ、時期的にも有意義な発表である。

 

と、同時に、子育てという側面では、

いかに「子育てしながら働く」層に適していない社会か

という点がクローズアップされたことは特筆したい。

子育て世帯の憂鬱はこの時点で特段発生したわけではなく、恒常的に発生しているからだ。

この機会に、子連れ出社、できるじゃん?みたいに発展すればよいと望む。

 

また、もう1つ面白いことがおこった。

自宅学習アプリや、電子書籍が、この発表をうけて時にサービスの無料提供をはじめた点だ。

 

今までではありえないくらいサービスの即時性が高まっている

ということがわかり、自身の所属企業が、チャンスに乗れる企業か

乗り遅れて窮する企業か、という点が露にされた企業も多いと思う。

 

もうひとつ、給食材料の在庫問題については、

Twitterなどを利用した業者があり、これも成功を収めている。

消費者や提供者としてサービスの即時性ということをはじめて経験した層も今後の企業活動に大きく寄与していくだろう。

 

その一方では、在庫ありきのドラッグストアやスーパーで、需要過多がおこり非人道的な客層が発生している。

 

私のブレーンである橘玲氏はtwitterで、

需要過多が起こったと同時に、価格をつりあげることで

この事態が収束することが可能、などの正論を述べているが

今では、航空券やホテルなどでは一般的となっている

対需要価格が日販品まで一般化される未來も遠くないかもしれない。

 

そして、トイレットペーパーのデマを信じた人々に

共通していることで、もうひとつ注目すべきことがある。

 

それは、

「もはや、みんなテレビなど見ていない」

ということである。

 

私は、主婦なので、情報源がテレビで結婚式の開催がかかっていることもあり、

コロナ関係の情報に目をこらしていたが、当然のことながら彼らはこのデマを一切流していないのだ。

そして、トイレットペーパーを求める人たちの映像を見ると、

中高年層の多くの方が並んでいる。

 

このため、私が気づいたときには、すでに

トイレットペーパーは品切れとなっていた。

 

このおもしろい事件を、経済的な傍観者として、もうしばらく見ていきたい。